逆流性食道炎を治した20代の体験談とは? 上

私が逆流性食道炎だということに
初めて気づいたのは大学4年20代の頃でした。
当時は「逆流性食道炎」というものが
どんな病気なのか?
あまり世間では知られていない病気でした。
2008年当時
(逆流性食道炎を克服するきっかけとなる)
医者から聞いた話では、
「欧米ではメジャーな病気だよ」
ということでしたが、
そんなことも知らなかったあの日
家で寝ていると急に咳が出たのです。
今回はその体験談について
お伝えしていこうと思います。
逆流性食道炎の体験
逆流性食道炎を体験したことがないと
最初は「風邪でもひいたかな?」
程度にしか思わないのが、
この病気の怖いところです。
初段階では風邪との違いにも気づかず
咳は日々悪化していき、
気づいたら風邪は治っているのに
咳だけが止まらない日々が続きました。
次の日もまた次の日も・・・
咳が出始めてから4日たたずして
咳で眠れなくなりました。
さすがに
「ただの風邪ではない」
と思った私は、近くの病院で
診察することにしました。
そこで受けた最初の診断が
「扁桃腺(へんとうせん)が
少し腫れてますね。
”風邪”と思われるので
風邪薬を出しておきます。」
という診断でした。
帰ってからすぐに風邪薬を飲み
また夜がやってきました。
ですが・・・・
その晩も当然のように
咳がとまりませんでした。
眠ろうと横になると
咳がとまらなくなり、
とても眠れるような
状況ではありませんでした。
仕方なくその日は
座って寝ることにしました。
薬をもらってから
2日、3日・・・
一向に咳はとまりませんでした。
毎日座って寝る日々が続きました。
「普通の風邪が
こんなに長引くわけない・・」
そう思いながらもらった薬を
1週間飲み続けましたが、
咳はとまりませんでした・・
逆流性食道炎の再診
もう一度同じ病院に行き
診断を受けてみると、
今度はこう言われました。
「胃が大分あれてますね
胃薬も出しておきましょう。」
そして今度は何の病気なのか不明のまま
別の薬を処方されるようになりました。
その時にもらったのが
「アシノン150mカプセル」
「ガスモチン5㎎」
という薬でした。
それから家に帰り何の薬なのか
ネットで調べてみると、
どうやら自分は胃か食道に
問題あがるということがわかったのです。
黄・緑の痰や空咳の症状から
“癌”なのかとも思い、
色々調べてみましたが
どうも”癌”とは症状が違うようでした。
疑問に思いながらも
処方された薬を飲み続けました。
しかし、やはり何日たっても
寝るときに横になると
咳がでて眠れませんでした。
とにかく咳を止めて寝たいと思い、
なぜ咳がとまらないのかを考えました。
胃が悪くなる・・・
一番最初に思いあったのは食事でした。
スポンサーリンク逆流性食道炎と食事の関係
その当時、カップラーメンや
カップ焼きそばなどのインスタント食品を
毎日のように食べていました。
年単位でインスタント食品を含む
「油ものを多く食べている」
という自覚はあったので、
病院にいったときに
「カップ麺などの油をとっても
大丈夫なのですか?」
と聞いてみました。
すると医者からは
「それはぜんぜん問題ありません」
といわれたのです。
どんな素人でも油物を食べたら
大なり小なり胃がもたれることぐらい
わかります。
それがまったく問題ないと・・・?
確かに詳しい医学知識を
習得しているわけではありませんでしたが、
どう考えても納得がいきませんでした。
また同じ病院に行き
「やはり咳がとまらないのですが
油物の摂取も控えたほうがいいのでわ?」
と言うと、
「それは大丈夫だと思いますが、
咳がとまらないようでしたら
一度胃カメラで検査しましょうか」
といわれたのです。
「もし癌だったら
早期発見がいいだろうし・・・」
と思ったので、
すぐに胃カメラで検査するため
紹介状を書いてもらいました。
逆流性食道炎の発覚
そのままとある済生会病院へ行き
内視鏡検査を開始しました。
内視鏡で自分の体内が
映されたテレビ画面を
ずっと見ていたのですが、
食道のところにどうも赤い亀裂?
のようなものがありました。
済生会の医者によると
その亀裂みたいに見える部分が
「炎症を起こしている状態」
とのことでした。
そこで初めてわかったのが
「逆流性食道炎」という病気です。
済生会の医者の話しでは
「今なら逆流を抑える食道炎に
良い薬があるからぜんぜん大丈夫ですよ」
という話でした。
「本当に治るのだろうか・・・」
そう思いながらも
“逆流性食道炎に良い薬”に期待し
また元の病院へと戻ったのでした。
つづく・・・
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