逆流性食道炎の治し方は?自分でも治療できる?

まずはじめに逆流性食道炎は
自分で治すことができます。
私は二十歳の時に逆流性食道炎になり
長い間ふとんで横になって寝れないという
経験をしましたが、
今では市販薬を使い自分で調整して
好きなものを食べて生活しています。
ただし自分で逆流性食道炎を治すには
いくつかの条件がありますので、
順番にお伝えしていきます。
目次
逆流性食道炎の治し方
まず当然のことになりますが、
自分が「逆流性食道炎」である。
という確証が必要です。
もしかしたら別の病気かもしれませんし、
一時的に胃の調子が悪いだけかもしれません。
なのでまずは自分が「逆流性食道炎」なのか?
知る必要があります。
これが一つ目の条件です。
次に、逆流性食道炎はこれを飲めば
すっきり治る!
みたいな薬はありません。
胃液を止めるための薬を服用して
食道が自然治癒するのを待つ、
という治し方になります。
ですので二つ目の条件は
必要な時以外に、必要以上の胃液が
出ないようにするということです。
そして三つ目の条件は
市販薬を服用し胃液の量を
調整するわけですが、
自分で対処する場合は”慣れ”が必要です。
感覚的なところになりますが、
“経験”が必要になるのです。
この三つの条件がクリアできれば
自分でも逆流性食道炎を
治すことができます。
では次に、実際の逆流性食道炎の症状と
なぜ自分での治し方に経験が必要なのか?
ということをお伝えしていきます。
逆流性食道炎の症状
①食後、胃に不快な感覚がある。
②無意識に空咳が出る。
③寝ていると咳で目が覚める
④日常何をしていても胃が気持ち悪い
ざくっと分けるとこのように
①から症状が上乗せされていきます。
そして②以降は逆流性食道炎の
可能性が高くなってきます。
この中で私が一番苦しかったのは
咳が止まらないという部分で、
日常生活で何をしていても
咳がでてしまうため、
仕事もろくにできなかったですし
夜は当然寝ることができませんでした。
こんな状態になる前に
なぜ気づけなかったのでしょうか?
逆流性食道炎と風邪
初めて逆流性食道炎になったときは
自分が逆流性食道炎なのか?
それとも風邪なのか?
経験が無いと正直わかりません。
そして、普通の感覚であれば
通常は「風邪」のほうを先に疑います。
私も実際に
「疲れて風邪でも引いたのかな?」
という一般的な考えで、
最初は市販の風邪薬を飲んでいました。
基本的に、総合風邪薬などを飲むと
胃に負担がかかります。
胃に負担がかかると
胃が荒れてしまうため、
実際に「逆流性食道炎」だった場合
“逆効果”になるのです。
ですが、
「咳が出てしまう」
「咳のせいでなんだかのどが痛い」
「最近疲れてる気がする」
といったことが重なると、
普通なら「風邪かな?」と思うのが
自然な流れかと思います。
もう一度言いますが
感覚的なところなので、
個人差があるかと思いますし
自分の感覚に自信が持てない場合は、
素直に病院へ行って
逆流性食道炎なのか?風邪なのか?
判断してもらうのがおすすめです。
そのうえで本当に逆流性食道炎だったと
確定した場合のために、
参考までに私の感覚的な部分ですが
逆流性食道炎か?風邪か?の
見分け方をお伝えしたいと思います。
逆流性食道炎と風邪の違い
スポンサーリンク逆流性食道炎になって「無意識な咳」が
出る状態まで悪化すると、
食道はすでに炎症を起こしています。
対して、風邪は多くの場合”喉”に
炎症を起こしますが、
喉は食道に非常に近い場所です。
炎症を起こしている場所は微妙に違うので
同じ「咳」はでても感覚は異なります。
ただし、微妙な違いです。
ポイントは喉がイガイガして
咳が出たのか?
それとも何の前触れもなく無意識に咳が出たのか?
という違いです。
風邪薬の中には
炎症を抑える薬もあります。
こういった薬を服用すると
食道が炎症していたとしても
一時的に咳が収まってしまうため、
非常に分かりにくいのです。
ですが、基本的に風邪薬は
胃に負担がかかるため胃が荒れます。
胃が荒れると逆流性食道炎が
悪化しまうので、
逆効果になってしまうわけです。
ですのでしっかりと風邪なのか?
逆流性食道炎なのか?
見分ける必要があるわけです。
逆流性食道炎の診断
逆流性食道炎は内科にいっても
すぐに判別することは難しく、
「消化器科」で胃カメラを飲むのが
確認しやすい病気です。
逆流性食道炎と確認がとれたら
あとは自分で風邪なのか?
逆流性食道炎なのか?の
判別に慣れることが、
逆流性食道炎を最短で治療する
近道になります。
内科ですぐに判別できない理由は
第三者からみてあからさまな
特異症状がないためです。
あからさまな症状がないと
経過観察になることが多いです。
一般の内科で見てもらうと
⇒風邪薬を出しておきますね
⇒薬を飲み続けても咳が止まりませんね
⇒胃カメラで検査してみましょうか?
⇒食道に炎症があるようですね
といった流れで、
逆流性食道炎の発覚まで
時間がかかってしまうわけです。
なのですぐに逆流性食道炎なのか
診断したい場合は「胃カメラ」が
有効な手段となります。
ただ最近では逆流性食道炎も
一般的な病気になってきたため、
内科へ行ってみると
とりあえず胃液を止める薬を処方して
様子をみることもあるようです。
その場合、2018年現在だと
「タケキャブ」という薬を
処方されるので参考にしてみてください。
内科と消化器科の違い
内科へ行ってもすぐに
発見できない場合があるので、
すぐに逆流性食道炎か
判断したい場合は、
「消化器科」へ行きます。
「消化器科」は基本的に
食道・胃・十二指腸
小腸・大腸の「胃腸学」と
肝臓・胆嚢(たんのう)
膵臓(すいぞう)を含む
「肝臓学」のエキスパートが
集まる場所です。
基本的に風邪薬での経過観察
などではなく、
症状を伝えるといきなり胃カメラでの
「内視鏡検査」になることも多いです。
「空咳が出続けていて眠れない」
「胃液が上がって気持ち悪すぎる」
といった症状が続いていれば、
「内視鏡検査」ですぐに確認できることが
多い病気です。
ただし、こちらも例外があります。
「非びらん性胃食道逆流症」
という症状です。
簡単に言いますと、
逆流性食道炎の症状があるのに
内視鏡で食道を見ても
何も確認できない
という状態です。
こうなると別の病気を疑うか、
一旦は胃酸を止める薬を使って
様子を見る必要があります。
風邪ではな無いのであれば
「プロトンポンプ阻害薬」である
「タケキャブ」で症状は改善するため、
症状が良くなれば
逆流性食道炎だったということです。
一度、「逆流性食道炎」と発覚すれば、
非びらん性だったとしても
今後は自分で対処できるように
市販薬をうまく使いこなして、
逆流性食道炎を治せるように
日常生活を送るのがベストです。
逆流性食道炎の治し方まとめ
逆流性食道炎を自分で治すには
①自分が逆流性食道炎なのか調べる。
②市販薬で胃液の出し方を調整する。
③今自分が逆流性食道炎なのか?
風邪なのか?分かるようになる。
この三つの条件がクリアできれば
逆流性食道炎の治し方は結構簡単です。
ただ慣れるまでは胃液の調整の仕方や
風邪との見分け方がすごく難しいのと、
悪化しすぎていると市販薬だけでは
胃液を止めきれないため、
「タケキャブ」のような強い処方薬が
必要になります。
ちなみに「パリエット」という
処方薬もありますが、
体感だと効果が弱く市販薬とあまり
大差はなかったので、
悪化度合いが酷い場合は
「タケキャブ」のほうがおすすめです。
ただし強い薬を飲み続ける
わけにはいかないので、
最初は処方薬で改善して、
後は自分で慣れて市販薬で調整する
というように段階を踏んで、
逆流性食道炎を治していくのが
良いですよ!